Lubuntu で古いPCを再生
ひょんなことからノートPCを1台入手した。
ウチには Windows マシンがVM以外に全くなくて、iPod とか Galaxy S の同期が出来なかったのと、嫁さんに使ってもらっているMacがもう古くて、動かないWebサービスが多くなってきたので、ちょうどリプレースにいいかなと思ってました。
ところがどうにも Windows XP が重く「これはイラついてやってられない」ということで、Linuxとのデュアルブートにしてみました。
ハードウェアスペック
機種 | FMV-BIBLO NB50L/A |
---|---|
CPU | AMD Mobile Sempron 2600+ (1.6 GHz) |
メモリ | 256MB |
HDD | 60GB |
メモリがちょっと少ないので、軽量Linuxディストリビューションで快適なWeb端末を作ろう!
というわけで Lubuntu を試してみました。
Lubuntuのインストール(失敗)
Lubuntu は Ubuntu の LXDE版という感じで、Fluxbuntu ほどではないにしろかなり省メモリだということと、厳選されたパッケージ構成で洗練された統合デスクトップ環境が好印象です。
ブラウザに Chromium を採用しているのも高ポイントでした。
さっそくLubuntuの公式サイトよりISOイメージをダウンロードし、CD-Rに焼いてインストールを試みる。
が、どうにもうまくいかない。
何回やっても、インストーラが途中でエラーを吐いて異常終了してしまい、インストールを完了できない。
なぜ。。。ログを見てもよくわからんし。。。
あきらめかけて KNOPPIXなんかを起動したりしてゴニョゴニョやってたその時、ふっと思いついたのが Ubuntu Server版+lubuntu-desktop環境 という構成。
Ubuntu Server 10.10 をインストール
ISOはあらかじめダウンロードしてCD-Rに焼いてあったので、それをそのまま使用し適当にインストール。
以下、インストール時のポイント。
- 起動時の言語の選択で日本語を選択。
- キーボードは Generic 105 を選択し、usで認識させた。
- パッケージは Samba と OpenSSH Server のみ選択。
無事にインストール出来たらさっそくログインして Lubuntu メタパッケージをインストール。
sudo apt-get install lubuntu-desktop
かなりのパッケージが選択されるので時間がかかる。気長に待つ。終わったらいったん再起動し、次回からはGUIログイン画面が上がってきます。
日本語環境の整備
とりあえず [メニュー]-[設定]-[言語サポート] を開き、促されるままにパッケージインストール。
その後、一応再起動しておきました。
Ubuntuの日本チームが提供しているパッケージを使用し日本語環境を導入する。
http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized
に従い、GPG鍵とレポジトリ設定を追加。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/maverick.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
aptリポジトリ情報を更新してみる。
sudo apt-get update
エラーが出ないことを確認。
日本語環境セットアップヘルパをインストール。
sudo apt-get install ubuntu-ja-setup-helper
早速、日本語環境セットアップヘルパを起動し、
- otf-ipafont
- ttf-umefont
- ttf-konatu
- ibus-mozc
をチェック。
この辺はもう好みの問題で、いつも気まぐれで色々やってます。フォント系はサイズが大きく、ダウンロードになかなか時間がかかるようです。
キーボード設定
キーボードがUS配列のままでは困るので、ググるってみると解決方法を発見。
上記サイトを参考に、 /etc/default/console-setup を編集。
XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp,jp"
XKBVARIANT="106,"
XKBOPTIONS="lv3:ralt_switch"
再起動し、設定が反映されているか確認する。
leafpad を起動し、キーボードレイアウトと日本語入力が正しく出来るか試す。
PCMCIAの無線LANカード
無線LANは、昔Linuxで認識させるのに苦労したのでまた苦戦するだろうと思っていたのですが、その辺はやっぱりUbuntu。一発認識でした。
使用したカードは BUFFALO WLI3-CB-G54L。
まずPCMCIAカードを挿し、[メインメニュー]-[設定]-[Additional Drivers]を起動。
自動的に Broadcom B43 wireless driver が認識されたので、[有効にする]をクリック。
たったこれだけ。すごい!!!
設定は
nm-connection-editor
で行いました。
有線LANを抜き、再起動。無線LAN接続出来ることを確認。
Flashプレイヤー
Flashプレイヤープラグンをインストールしてみました。
sudo apt-get install flashplugin-nonfree
ブラウザでyoutube.comを開き、再生確認。
lxterminal のフォントが大きすぎて見にくいので、[編集]-[設定]メニューより、小夏等幅(konatsuTohaba)9ptに変更。
でこんな感じ。ブラウザを立ちあげると少しswapするようですが、それでも Windows XP よりもかなり快適です。あとは嫁さんが気に入ってくれるかどうか。。。