SSDをRAID5で自作サーバ構築(その1)
長らく更新ストップしてましたがブログ再開です。
VM用のサーバを構築したのでその時の記録です。
目的
Linux 上で VirtualBox を快適に動作させることを目指し、PCサーバを自作します。
最近の一般的なPC構成で動作速度の足を引っ張っているのはディスクだと思っています。IntelのCPUはマルチコア化が進み、省エネながらも計算パワーはとてつもなく向上しています。エンコードなどをしない限り、全てのコアが100%稼働してパワーが足りないということはまずないと思います。
CPUの動作速度に対してディスクのアクセス速度は相当遅いものです。通常のPC利用においてファイルアクセスは必ず発生します。そのたびにCPUの待ちが発生してるわけです。ディスクの高速化がシステム全体パフォーマンスの底上げにつながると言っても過言ではないぐらいです。
じゃあ、いつやるのか?
「今でしょう」
ハードウェア構成
というわけでSSDを4台接続し、RAID5 にしてアクセス速度と障害対策とある程度の容量確保を狙いました。
CPU | Intel Core i7 3770 @3.4GHz |
---|---|
ストレージ | SSD 256G x4 (ADATA ASP900S3-256GM-C) |
M/B | ASROCK H77 Pro4/M |
メモリ | 32GB (DDR3-1600 8GB x4) |
ケース | SCYTHE T33-B |
電源 | 家に転がってた450W未使用品 (AQRIS REX-AP450B12) |
CPU は i7 一択。
SSD は最近の円安の影響で少し値段が上がってきていますが、手頃な 256GB にしました。サムスンのSSDがすごく安くてポチりかけたんですが、個人的に韓国製は避けるようにしているので、その次ぐらいに安い台湾製にしてみました。(あまり深い意味はないです。好みの問題です。)
注意しないといけないのは、SSDの本来のスピードを出すにはSATA3(6.0Gbps)規格で接続しないといけないのですが、マザーボードのチップセットによって、SATA3のポート数が変わるようです。*1
B75チップセットの場合は SATA3 ポートが1つ、H77,Z77チップセットなら2つです。残念ながら4つのSATA3ポートがサポートされているチップセットはないので、別途拡張カードを使うか、外部チップセットが付いているマザーを選ぶ必要があります。
ネット上で調べた時点(2013年3月)では外部チップセットのSATA3転送速度はあまり良くないみたいですが、将来的には SAS やら SATA Express といった高速I/F規格が出てくると言われているので、そっちに期待して、今回はコスパ重視で ASMedia チップセット搭載の ASROCK H77 Pro4/M を選択しました。